一般的な花屋のコーポレートサイトは、商品写真が中心で、「何をしている会社か」は伝わる一方で、「どんな考えを持っているのか」までは伝わりにくい傾向があります。そのため、比較項目がサービス内容しかなく、価格や見た目だけで判断されてしまっていると感じました。
しかし、「niwairo flower
design」は花を販売するだけでなく、「暮らしをつくる」という考え方を軸に、ワークショップや企業コラボなど多様な事業を展開しています。
そのため本サイトでは、「一般的な花屋とは違う」という認識を持ってもらうことを起点に、企業の思想や価値観が伝わる構成でデザインしました。
ヒアリング・対話を通じて、企業として大事にしている部分を言語化し、一つのページに整理。一般的な花屋とは考え方から違うことを訪問ユーザーに理解してもらうような情報設計に努めました。
明確な事業イメージを持つ人から興味段階の人までのユーザー層がいることを想定した上で、情報量や提示順によって離脱が発生する可能性があると考えました。 そのため、まずはTOPページで全体像を把握できる構成とし、より詳しい情報は各ページで段階的に確認できるような導線設計を行っています。
企業の思想を丁寧に読ませる構成であるため、視線の流れを妨げない余白設計と、情報のまとまりを意識したレイアウトを採用。また、各ヘッダー・フッターやページ内ボタンにより、セクションへのアクセスをスムーズにすることで、 ユーザーが自分の興味に応じてストレスなく情報を深掘りできるUIを設計しました。
要件整理
「花屋っぽくないサイトにしたい」という要望に対し、その背景にある意図を明確にするためヒアリングを実施。 コーポレートサイトがない現状だと、「事業の幅広さや思想が伝えきれず、ただの花屋と思われてしまいかねない」という課題があると整理し、 サイト全体の方針を整理しました。デザインコンセプト設計
あえて花屋ではなく、「暮らし」をコンセプトに事業を展開する企業サイトデザインを参考として収集。リサーチを行う中で、 商品単体ではなく、「商品+人・空間」でのビジュアル表現によって、暮らしとの接点を感じさせることが重要な要素だと判断し、 デザインの方向性を決定しました。ワイヤーフレーム制作・デザインカンプ制作
コンセプトを踏まえ、ファーストビューは、暮らしの一部を切り取ったようなイメージと、コンセプトコピーを入れ、第一印象の段階で“花屋らしさ”をあえて排除しました。 また、サイト全体もビジュアル中心ではなく、言葉とイメージの両方から企業の考え方が伝わる構成にし、単なる制作事例紹介ではなく、企業自体に魅力を感じるようなサイトを目指しました。コーディング(VScodeを使用)
今後、顧客自身でコーディング編集する可能性があることを踏まえ、注釈を多用しつつ、誰でも編集できるようなシンプルさを心がけました。リリース
公開後、クライアントからは「完璧に欲しかったサイトができた」との評価をいただき、企業の価値を広げるものづくりができた実感を得ました。